医療と癒しの相関図

                〜清水はり灸療院(京都市下京区)

 西洋医学の薬の効果とは何なのでしょうか?病による不快な症状には様々なものがあります。痛み・かゆみ・だるさ・ふらつき・痙攣・下痢・不眠・耳鳴り・・・といったものです。これらの症状を素早く取り除くのが西洋医薬の効果だと思われます。そして、患者さんの立場に立てば、症状が取れたことが病の治癒ということになるでしょう。東洋医学の立場では、病の原因が取り除かれていなければ本当の治癒ではないわけですが、それは一先ず措くことにします。

 病に苦しむ人にとっては、症状が取り除かれることが病の治癒だという認識だと思います。また、「治った」という意識と安心感が免疫力を高め、そのことで病が本当に治癒してしまう場合もあります。これが西洋医薬の効果だと思われます。
 では、医薬の使用では完治に至らず症状がたびたび再発し、そのたびに医薬で抑えているとどうなるでしょうか。多くの医薬は交感神経を刺激するものであるため、その副反応・副作用が徐々に蓄積されることになります。一例を挙げると、頭痛や生理痛に苦しめられている女性は鎮痛薬を服用することがあると思いますが、その消炎鎮痛剤の多くは血管を狭めて血流を阻害することで、血中の痛み物質を流通を阻害する作用なので、これの服用を続けた女性は骨盤内の血流も阻害され、冷えや婦人科疾患を悪化させた結果、不妊症になるリスクさえあります。
 様々な炎症を抑えるステロイド剤の害は以前からよく語られていますし、検査の数値に対して投薬される生活習慣病の薬への批判は、週刊誌などで度々特集されているとおりです。そもそも生活習慣病は老化現象ですから、対症療法で何とかなるものでもありません。

 このような西洋医薬の副作用による有害事象を避けたい方は、症状の軽重や検査結果に一喜一憂しない姿勢が必要だと思われます。しかし、そうも言っておられないのが現代社会です。それなら、症状の改善と根本的な治癒を、少し時間がかかってもその両立を目指すという方法はいかがでしょう。その役割を担えるのは伝統的な鍼灸治療である経絡治療だと考えています。下の図も併せてご覧ください。

参考:『免疫革命』、『薬をやめると病気は治る』安保徹・著

相変わらず多い
   アトピー・喘息
若い人にも生活習慣病
      多発中
 最近お年寄りにも増えてきたアトピー、喘息などのアレルギー疾患です。以前は過保護な子供がよくかかるとされていたわけですが、最近の説ではストレスリラックスの間でぐらぐら揺らされている人がなるようです。またステロイド剤は体質をストレス側へ急傾斜させ、常用によりそれが固定します。  血圧LDL血糖値、肝臓の各数値など最後に測ったのはいつでしたか?肩こり腰痛背部痛はこれら血管系や内臓の異常のシグナルかもしれません。若者の突然死も増加中です。
 また、頭痛・生理痛の痛み止めを多用すると骨盤内の血流STOPで婦人科疾患重症化の原因となります。